直撃「台風10号」豪雨強風!墜落台湾機なぜ無謀なフライト?煽られ横転か

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   きのう23日午後8時頃(2014年7月)、台湾・澎湖島近くでトランスアジア航空(復興航空)222便が墜落、民家に衝突・炎上して47人が死亡し、11人が重軽傷を負った。大西洋平アナによると、「222便は午後4時に高雄を出発予定でしたが、台風の影響で遅延し夕方5時42分に離陸しました。本来なら高雄から澎湖島までの飛行時間は約35分ですが、1時間に59ミリのもの凄い雨が降るなど天候悪化により、澎湖島上空で旋回していました」

   222便は管制塔に緊急着陸を要請したが失敗して再上昇、直後に飛行継続要請を出したが、ここで通信は途切れ、3分後に住民からの墜落の通報が入った。

元パイロット「あの雨では操縦室からの視界真っ白、滑走路見えない」

   事故直後に現場に駆けつけた住民は「墜落機を発見した人によれば、まだエンジンのタービンは回っていたそうだよ」という。元日本航空機長で航空評論家の小林宏之氏が事故原因を解説した。

   赤江珠緒キャスター「1時間に59ミリの雨というのは、操縦室から見るとどんな感じなのでしょうか」

   小林「もの凄い量の雨です。視界は真っ白になり、滑走路も見えない状態になります」

   コメンテーターの玉川徹(テレビ朝日ディレクター)は「私たちの感覚からすれば、台風が接近してきたら飛行機は飛ばないものだと考えますよね。なぜ飛行するという判断が下されたのでしょうか」

   小林「最終的な判断は航空会社、あるいは機長がします。その判断が正しかったのかどうか。台風が接近中の中でのフライトで気をつけなければいけないのが、離陸や着陸時の突風です。真横から受ければ、機体はあおられ横転します」

   墜落した旅客機は小型でプロペラ機だった。機体が軽いだけに強風で操縦不能になったということだろう。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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