マック、ファミマ販売中止!中国産『腐れ鶏肉』 工場従業員「食べても死なないよ」

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従業員証言「上からの指示でやってた」

   専門家は「氷山の一角だ。トップクラスの工場でこれだから、他の工場は推して知るべし。中国の工場のレベルをあらためて思い知らされた」という。中国事情に詳しいジャーナリストの富坂聰氏は、背景に貧困問題があるという。「少しでもお金を浮かせたくて必死になるような階層の人がなくならない限り、この問題なくならないでしょう。罰則をどれだけ強化しても有効に機能しません」という。

   中国の食品問題はこれまでも、「偽粉ミルク事件」(04年)、「冷凍ギョーザ・メタミドホス混入」「粉ミルク・メラミン混入」「冷凍いんげん農薬混入」(以上08年)、「牛肉を水で増量した業者に有罪判決」「偽装牛肉(ネズミやキツネ)」(13年)と相次いでいる。

   弁護士の野村修也は「信じられない状況ですよね。働いている人たちが基本的なモラルをもってない。制度をいくらつくっても、モラルを向上させないと…」という。

   その通りだが、従業員の証言では「上からの指示」というのもあった。これにつける薬はない。「バレたら終わりだよ」「仕事も商売もなくなるよ」と脅すのが、とりあえずは効果があるのかもしれない。富坂氏がいう貧困がなくなることはないのだから。

文   ヤンヤン
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