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田中将大「重大故障」元を取ろうと監督が酷使!中4日はメジャーリーグ残酷物語

   お次は野球の話題を2本。休養中の楽天・星野仙一監督(67)だが、入院中に「入籍をせがんだ女性がいた」と週刊新潮が報じている。星野氏は17年前に奥さんを白血病で亡くしていて独身。球界を代表するモテ男だから、これまでも多くの浮き名を流してきた。

   都内に入院しているとき、付き添っていた50前後の女性がいたが、その女性が意を決して涙ながらに入籍をせがんだというのだ。だが、星野氏は「妻のこと考えると、籍を入れるわけにはいかない」と断ったそうである。

   娘たちが強く反対したということもあったらしいが、彼女は入籍を諦めざるを得なかったようだ。どんな関係かはわからないが、60男に50女。日吉ミミの唄のように「恋人にふられたの よくある話じゃないか」(男と女のお話)というわけにはいかないのだろう。

   あれだけ順調だった田中将大が右肘靱帯の部分断裂で戦線離脱してしまった。最悪の場合、手術することもありうるようだから深刻な事態である。週刊新潮は、田中の故障は4球に1球も投げていた決め球のスプリット・フィンガード・ファシトボール(SFF)によるものだと書いている。

   同じチームの黒田博樹投手が約23%だから、多いことは間違いない。このボールは80年代に大流行し、マイク・スコット投手がこのボールで大活躍してサイ・ヤング賞を受賞したが、故障して短命に終わったため、メジャーではあまり投げさせない傾向にあり、禁止しているところもあるという。

   だが、ヤンキースのジラルディ監督は「メジャーでこの球を投げられる投手は少ないから決め球になる」と何度も田中にアドバイスをしたというのだ。しかも衝撃的なのは、ライバル球団のレイズのマドン監督が田中との試合後、こういっていたと現地記者が話している。

<「SFFを投げすぎる投手が、この先どうなるかよく見ていたほうがいい」>

   たしかに、ヤンキースの先発投手陣の5人のうち4人が故障者リスト入りしているのだから異常事態であろう。勝つことを義務づけられたチームの監督は、目先の勝利にこだわり選手を酷使してしまうのだろう。

   ダルビッシュが田中はSFFの投げすぎではない、問題は中4日のローテーションが短すぎるのだと発言した。大金を払ったのだから酷使しても当たり前だというのでは、これからも故障する日本人選手が増えるであろう。メジャーリーグ残酷物語だ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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