「春の庭」(「文學界」6月号)で第151回芥川賞を受賞した小説家の柴崎友香さん(40)が7月18日(2014年)、出身高校の先輩に「直木三十五」がいるとツイッターで明かした。
柴崎さんは1973年大阪市生まれ。府立市岡高校(大阪市港区)を経て、大阪府立大へと進んだ。1999年に「レッド、イエロー、オレンジ、オレンジ、ブルー」で小説家デビューし、06年の「その街の今は」で芸術選奨文部科学大臣新人賞や織田作之助賞大賞、10年の「寝ても覚めても」で野間文芸新人賞を受賞するなど高く評価されてきた。芥川賞候補ノミネートは今回で4度目だった。
「ほんとうにうれしいです。今年でデビューから15年になりますが、受賞を祝ってくださる方がこんなにいると実感できたことが、なによりの励みです」と感謝の言葉を述べ、「言いそびれた。直木三十五の高校の後輩です」と語った。
直木三十五は旧制中学時代に市岡中学校(現市岡高校)を卒業している。