強姦・強制わいせつ被害女性「支援センター」進まぬ設置―誰にも相談できず長年の苦しみ

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岡山県では産婦人科病院がネットワーク

   岡山には珍しいネットワークがある。「被害者サポートセンターおかやま(VSCO)」は県内78の産婦人科病院をネットワークにして、被害者が「人目を気にせずに」相談、検診を受けられるよう配慮している。

   東京には性暴力の被害者3人が作ったサロン「ぷれぜんと」がある。代表の山本郁恵さんは16年前、知り合いに集団で強姦された。2年前、同じ体験をもつ2人と出会って、「受けた傷とどうつきあっていくかが大事」と各地で講演したり、被害女性と会合したりしている。先頃は和歌山の警察学校で体験を語った。「経験者にしかわからないことを伝えていきたい」

   女性が声を上げ始めたというのはたしかに大きい。国連は「20万人に1人(の相談者を)」といっているらしいが、小西教授は「せめて100万人に1人くらいは」という。相談が増えれば、ぶち込まれる男も増える。社会の理解も進む。それが一番有効なのだが…。

ヤンヤン

NHKクローズアップ現代(2014年7月17日放送「性暴力被害 動き始めた支援」)

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