石原伸晃「無神経」「無分別」「無節操」…玉砕の島で公務切り上げ呑気にシュノーケリング

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蛙の面にナンとかか…福島原発「金目発言」、国際会議ダイビング、フランス出張ワイン買い込み

<「帰国前日の十四日にも、地元ツアー会社が石原氏(伸晃環境相(57)=筆者注)のために船を出しました。その日は、石原さんが公務の途中で『やっぱり海に行ってシュノーケリングがしたい』とのことで、公務を切り上げて海へ向かいました」(パラオのツアー会社幹部)>

   ウンザリするという言葉がこの人にはピッタリだ。『週刊文春』が報じている石原伸晃環境相がまたまた外遊先で遊びまくっていたという話である。

   昨年6月(2013年)に国際会議に出席のため沖縄を訪問した際、座間味島近海で「サンゴの回復を確かめる」と称してダイビングを楽しみ、8月には欧州三か国を外遊したが、フランスでは公務は1件だけ、2日目にはボルドーを訪ねて大量のワインを購入した。

   こうした優雅な外遊が「金目」発言とともに問題視され、不信任案採決までいったが、「ダイビングはしていません」といい張りかろうじて不信任を逃げ切ったのに、またである。

   今度は世界有数のダイビングポイントのあるパラオ共和国を1月11日(2014年)から15日まで訪問し、その間に寸暇を惜しんで(?)ダイビングではなかったがシュノーケリングに興じたというのだ。

   その場所がいけなかった。パラオ近くのペリリュー島だったのだ。この島では第二次大戦中に日本軍と米軍との間で死闘が繰り広げられ、日本軍約1万人のうち生き残ったのはたった120人ほどだったという。この島を慰霊に訪れたいと天皇陛下が訪問を強く希望している、いまだ2500柱の遺骨が残っている歴史的な場所である。まさか石原氏はシュノーケリングをしながら追悼したとでもいうんじゃないだろうな。

   また、この時期は核汚染物の中間貯蔵施設について地元に説明に行くべき時期だった。大臣がやるべき仕事をせず、海遊びをしていたのでは大臣失格だが、こうした人間には蛙の面に小便であろうが。

   週刊文春は自民党が驕っているからこういう輩が跋扈するのだといっているが、その通りだ。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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