岡山県倉敷市で小学校5年の女児(11)の行方が分からなくなって3日たったが、いまだ発見に結びつく直接の手がかりがないが、女児に話し掛ける不審な男が目撃されていた。
近所の住人が「話しかけてる姿」目撃
現地を取材している岸本哲也リポーターによると、女児が下校中の午後4に半から4時45分ごろの間に重要な目撃証言を得たという。1つは、自宅まで80メートルほどのところを女児が一人で歩いているのを同級生が見ていた。2つ目は、自宅近くで女児が30~40代の男に話し掛けられ、近くにシルバー色の小型自動車が止まっているのを近所の女性が目撃。
3つ目は、女児の自宅近くの路上でシルバーの車の運転席で若い男がハンドルを握り、下を向いて座っているのを近所の人が目撃していた。男は短髪で黒色の服装で、車内にはこの男ひとりだった。
他の女児にも「車に乗せてあげようか」など11件
女児の親族の話では、女児が不審な男に後を付けられていたことがあり、警察と学校に連絡していたという。また、1か月前から見慣れない男が運転するシルバー色の車が頻繁に往来し、無断駐車するなど不審に思った住民が車のナンバーを書き留めていた。警察に通報したが、軽ナンバーだったという。
女児が通う学校では春先になると不審者の出没が多くなり、児童を車で送り迎えする保護者が多いという。この日、女児も母親に「迎えに来て」と頼んだが、たまたま妹を病院に連れ行っている最中で迎えに行けなかった。
岡山県警によると、倉敷市では今年に入って女子小学生が見知らぬ男に「(実名で)○○ちゃん早く乗って」「車に乗せてあげようか」と声を掛けられたり、女子中学生に道を尋ねた男が下半身を露出するなどの事案が11件も起きている。うち9件は下校途中だった。司会の小倉智昭は「ターゲットにしていたことが考えられるね」という。