泣き逃げ野々村県議セコ過ぎる「交通費」水増し!1駅先で降りたことにして電車賃360円

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   政務活動費ちょろまかし疑惑の野々村竜太郎議員(47)の収支報告書を「モーニングバード!」が検証したところ、いやあ、まだまだおかしな支出がゴロゴロあった。出席していない会合の交通費などセコい手口なのだが、議会事務局のチェックはどうなっているのだろう。形式ばかりのずさんさも浮かび出た。「号泣男」の恥の上塗りだけではすまない問題がありそうだ。こんな税金の使われ方がされていたとは、たまったものではない。

高校記念式典出席のはずが…関係者「来てません。PTA会合ですから」

   野々村県議は2013年11月の県立鳴尾高校70周年記念式典に出席のため、往復運賃を支出したと記載しているが、高校関係者は「野々村さんは出席していないし、出席するはずもない」と話す。実際はPTA関係者の会合で、野々村には無関係だ。

   架空支出に加えて水増しもしていた。鳴尾高校へ行くには普通は甲子園駅か鳴尾駅で降りるのに、報告書では反対方向の尼崎駅で乗り降りしたことになっていた。この切符代は360円。わずかな額に二重のゴマカシが込められていた。なんともちっちゃすぎる、ケチな話だ。

   野々村の報告書を分析した公認会計士の藤間秋男さんは、「13年度分560万円のうち500万円は認められない可能性が強いですね」と指摘した。195回の出張については、領収書が添付されず、出張先で会った相手も記載されていない。スーパーでの買い物はカードを使ったとあるが、通常ならレシートをつけるという。金券ショップの領収書には宛て名がなく、何に使ったかを示す但し書きも書かれていない。

兵庫県議会事務局「民間と違い、性善説に立ってます」

   藤間さん「不明な部分が多すぎます。これをチェックした人もおかしい」

   議会事務局経理課の担当者は、形式に誤りがないか、合計は正しいかを主に調べるだけという。県会議員89人分の約2万ページを職員15人で10日から15日で処理しなければならない。

「民間と違い、先生の立場や活動内容を忖度しながらで、最後は先生の説明責任で、ひと言でいえば性善説にたちます」

   藤間さんは「15人でやれば2日で可能です」という。全国市民オンブズマンの光成卓明弁護士は「議会事務局は議員に逆らえない体質なのです」

   税金を使う議員には民間より厳しいチェックが当然のはずだが、現実は反対だった。

   舘野晴彦(月刊「ゲーテ」編集長)「ずるいことをオープンにしたくないからやらないだけですよ」

文   あっちゃん
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