千葉県香取市の小川に、突然アイガモ100羽があらわれた。羽が切られており、何者かが放したらしいが、「上流から来たのだろう」「遠くから来るわけがない」「近くにアイガモ農法の農家はない」と、アイガモよりにぎやかだ。
周辺にアイガモ農法の農家なし
小川のへりにびっしり並ぶアイガモたちは、黄色い胴体の羽はどれも切られ飛べる状態ではない。近所の男性は「60年ちょっと、こんなことはなかった」。別の男性は「水田で飼われていたものじゃないのかな。アイガモ農法ってあるでしょ」と話す。鳥研究家の「鳥くん」は「翼がないので飼われていたものです。遠くから来た可能性はゼロです」という。
しかし、周辺にアイガモ農法の農家が以前はあったものの、今はもうないという。アイガモを年間800羽近く扱う業者も「この時季は扱っておらず、他の業者もないと思う。趣味で飼っていたものでは」と推測する。地元女性は「餌をあげなければと、近所の人が持ち寄っています」と笑う。
司会の羽鳥慎一「近所の人たちにとっては大変なことです。アイガモが自分で羽を切るわけがない、人の手が入っている。どういうことなのですかねえ」
ネコやタヌキに襲われる可能性もある。無責任な飼育放棄に静かだった街が振り回されている。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト