エアーバンド「ゴールデンボンバー」のボーカル・鬼龍院翔(30)が7月7日(2014年)のブログでCDの「特典」について触れた。
ブログの前半でニューシングル「ローラの傷だらけ」の告知を行った鬼龍院は「とにかくこのCDは何処で買ってもCD以外の何の特典も無い」と付け加えた。握手会はもちろん、ジャケット内写真や映像特典すら入っていない純粋に「音楽のみ」のCDとしてこのシングルは販売される。
このような売り方をした理由について鬼龍院は「CDを買うという行為=曲(歌)のみを買うという行為」がしたかった、「誰かを批判したいとかいうわけではなく、CDというものの価値が以前と全然違うものになっていることを知って頂きたくてやらせて頂きました」と語る。
「今消費されるCDは特典の方に需要が傾き、収録された音楽、歌のほうがオマケのようになってしまっています」「(アイドルのみならず)多くのバンドやアーティストが同じように今では特典を付けてCDを売っています」と現状を分析した。
その上で鬼龍院は「CDに握手の特典を付けるのを辞めたい」「握手はまた別の機会にできればいい」と胸の内を明かしながらも、「特典を付けて売らなきゃいけないのは今、仕方ない」「純粋に音楽を売りたい、けどそうはいかない」というジレンマが多くのミュージシャンにあると話した。