「湿舌」非常に暖かく湿った空気
赤江が「大雨の原因は何なんですか」と気象予報士のふたむらちずこに聞く。「雨雲の動きを見ると、長崎から福岡へライン状に流れ込み続けたのがわかります。これは低気圧に向かって東シナ海から非常に暖かく湿った空気が流れ込む湿舌です。梅雨の終盤に起こることが多いんです」
この5年間で、7月の大雨災害は九州や新潟で3回あり、12年の九州北部豪雨では30人が亡くなった。「この時、『これまでに経験したことのない大雨』という警告が初めて出されました」(ふたむら)
大雨はこれで終わりなのか。南海上に熱帯低気圧があり、きょうにも台風に発達しそうで、上陸・接近しなくても、梅雨前線を刺激して大雨になる可能性があるという。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト