すぐ現金化できず、犯人の指紋も残る
小切手は金融機関に持っていってもすぐには現金にできず、まずは口座に振り込まれる。本人名義の通帳が必要で、振込みまでに数日を要する。この間に被害が確認できるし、小切手には犯人の指紋、窓口のカメラには犯人の映像が残る。「小切手で渡す」と聞いただけであきらめる犯人グループもあるという。
飯田泰之(明治大准教授)「現金でないと困るという人には理由があるわけで、普通の人ならまずあり得ないですよね。たしかに、うまい手を思いつきました」
吉永みち子(エッセイスト)「電話があったら、小切手とまず言ってみることですね。そこで現金という相手は怪しい」
この詐欺対抗策、今は静岡県だけだが、山梨県や茨城県などでも検討中という。
司会の羽鳥慎一「煩雑さを上回るメリットがありますよね。広がるといいですね」
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト