覚せい剤所持・使用で起訴され、きのう3日(2014男7月)に保釈されたASKA被告は、「2度と同じ過ちはしない」「医師の指導を受ける」とのコメントを発表したが、専門家は簡単ではないという。コメンテーターの精神科医・香山リカは「やめるという意志があっても、覚せい剤の経験がフラッシュバックしたり、体が薬を求めてしまう」という。
覚せい剤依存をどんな方法で治療するのか。
「精神科的なカウンセリング」「グループワーク」など周囲の協力不可欠
周愛利田クリニックの利田周太院長は「覚せい剤に対する依存、精神依存といったものは薬では治りません。終生ついて回る」と話している。しかし、回復する方法はあるといい、「精神科的なカウンセリング、集団治療、グループワーク」などで、周囲の協力も重要だそうだ。
さらに、「(覚せい剤への)病的な依存が形成されているわけですから、周りの人たちは(ASKAが)病気であると理解し、彼が治療に向かうことを暖かく見守って援助する。治療上、必要があれば手を差延べるという気持ちが大事です」と話す。