自衛隊にいる子どもや友人が戦場へ
言葉を読むほどに、「そんなもの必要なのか」と疑問がわく。「いかなる事態」などという重い言葉を軽々しく使ってもらいたくない。「敵が来る」と煽る狼少年はだれなんだ?といいたくなる。
共同通信の柿崎明二・論説委員は「自衛隊が他の国まで出ていって武力行使をするということ。その自衛隊員は子どもかもしれないし友だちかもしれない。そこまで考えないといけないということになったわけです」
きのう会見でも、自衛隊員が戦闘に巻き込まれる可能性についての質問に安倍は「自衛隊のみなさんに感謝し、誇りに思っている」とだけで答えなかった。
柿崎「抑止力になって戦争は起きないという説を立てているから、死なないことになっている。しかし、腰の刀を抜けば戦いになる」
だれもが「戦うのは自衛隊員」と思っている。しかし、国防は意識として自分が子が孫が矢面に立つ腹づもりがないとなりたたないものだ。安保条約下で育った日本人にその気構えはなかろう。まさに戦争を知らない世代の描いた虚構だ。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト