鳩山邦夫「所得30億円」国会議員平均を一人で押し上げ!ゴッドマザーの相続税

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   「今日のキーワード」コーナーはきのう(2014年6月30日)に発表された国会議員の所得を取り上げた。衆参両院議員の2013年分の所得平均は2281万円で、昨年比275万円増で2年連続のアップだ。ただ、昨年はある大物議員の大幅な所得増によるものだという。だれだ?

ブリジストン株を大量売却

   ベスト3はいずれも衆院で、1位が鳩山邦夫(自民)で29億3757万円とダントツ。2位が今村洋史(維新)の1億3429万円、3位が岡本三成氏(公明)9397万円だから、鳩山はまさにけた違いである。過去最高額で、これが全体を押し上げたということらしい。

   鳩山は昨年2月に母・安子さん(90)を亡くした。安子さんはブリジストン創業者の長女で資産家だ。その相続税を払うため、鳩山が売却したブリジストン株の売却益が28億7600万円と大半を占める。

   キャスターの齋藤孝「2位との差がものすごいね」

   司会の夏目三久「これで平均がはねあがったんですね」

   所得上位を見ていくと、7位が小渕優子氏(自民)の7181万円は父・恵三元首相の自宅売却で、これも相続だ。10位が小沢一郎氏(生活)の5859万円。政治評論家の有馬晴海氏は「小沢さんは大学など4団体の理事など副収入が多い」という。

   ただ、「あさチャン!」は小沢が沖縄・普天間基地の移転先の名護市辺野古近くに住宅を建てた話には触れなかった。小沢はこの土地を基地移設で日米が合意した1か月後に取得しており、例の強制起訴された裁判では、その用途を「老後を過ごすため」としている(朝日新聞)。

「議員歳費」東日本大震災後の2割減額を5月から元通り

   副収入では、民主党の菅直人・元首相は1997万円のうち557万円が講演料だった。これは前年の10倍にもなるが、講演のテーマ「脱原発」に関心が高まったためという。変わった副収入では、松原仁(民主)が近現代史観の懸賞論文で最優秀賞を受賞し懸賞金125万円というのがあった。元銀行員の中西祐介(自民)が外貨預金の為替差益287万円。

   これらはあくまで個人の収入。寄付金などは政治団体で集めており、他に使える金も多い。有馬氏は「落選にそなえて副業をもつ議員も増えています。浪人中、大学教授になる人もいる」という。

   斎藤「議員、閣僚経験者で大学で教えている人いますね」

   山本匠晃アナ「いま新人でも、医者や弁護士がいます」

   歳費は法律で決まっていて、月額は議員129.4万円、議長217万円、副議長158.4万円。年間では議員は期末手当約635万円を含めて約2200万円。他に文書通信費1200万円、秘書3人分2000万円、JRグリーン車、航空券などで計6000万円 ほどになる。(所得には含まれない)

   歳費はこの4月まで、震災対応として約2割減額されていたが、5月に元にもどった。有馬氏は「約束した衆院の定数削減もできないのにと批判もある」という。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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