「30~40年前には躾で子どもを叩くのは許されてた。引っ叩く親いっぱい見かけましたよ」
司会の小倉智昭「時代の移ろいを感じますよね。30~40年前には躾で子どもを叩くのは許されていた。デパートで駄々をこねる子どもを引っ叩く親はいっぱい見かけましたよ」
梅津弥英子アナは納得しかねる表情でこういう。「ただ叩いているのと違って、足で頭を蹴っているんですよ」
小倉「蹴ったり叩いたりは暴行という意味では同じだと思う」
小倉が何を言いたかったのかわからないが、手加減できる平手で叩くのと、靴のまま頭を蹴り倒すのとでは根本的に違う。この母親の行為はしつけなどではない。犯罪である。その場で暴行の現行犯で逮捕されてもおかしくない。小倉以外は投稿した男性の行動に賛意を表していた。とくにネット産業論を展開する夏野剛(慶應大大学院特別招聘教授)は「ネットの動画は昔のコミュニティーの役割を果たしています。他人の目の代わりを果たしていると思います。行政側もネットを経由して上がってくるものに対し、もう少し積極的に取り組んだほうがいいとおもいます」という。
キャスターの菊川怜「顔にモザイクもなしでネットにアップされ、誰だかわかる状況で、母親のその後の生活を考えると大変ですよね」
たしかに、こうしたケースでネット上にモザイクもなしに映像が広がるのは問題がある。今後は、携帯電話の写真にモザイクをかける機能を付けるなど工夫が必要になってくるのだろう。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト