日曜昼の東京・新宿「焼身自殺未遂」集団的自衛権容認に抗議!ガソリンかぶる

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   買い物客などで賑わう日曜のJR新宿駅南口前の歩道橋で29日(2014年6月)、男性が焼身自殺を図る事件があった。消防隊員の対応が早かったため全身に1~2か月のヤケドを負ったものの一命は取り留めたが、目的はなんだったのか。

拡声器で安倍政権批判

   新宿駅南口前の甲州街道(国道20号線)をまたぐ歩道橋で、午後1時過ぎ、鉄橋頂上部分によじ登った男性が座り込み、拡声器を使って安倍政権が進める集団的自衛権の行使容認への抗議などを訴え始めた。「鉄橋の上に人がいる。ガソリンの臭いがする」と110番通報があった。警察は歩道橋に規制線を張り通行を遮断、甲州街道も片側通行になった。

   男性は1時間ほど話したあと、持参したペットボトルのガソリンを自分に振りかけライターで火をつけた。全身に炎が回り火柱が2メートルほど上がった。現場は悲鳴で騒然。消防隊員が男性に向けて放水し、さらに消防隊員が鉄橋にのぼり、下に敷いてあったマットの上に男性を落とし救助した。

野次馬は写メールやツイッターで「実況中継」

   その模様が携帯電話の映像やTwitterの書き込みとして投稿された。「いま新宿で凄い事になっています。新宿南口に行く橋の上で人が座り込み(泣)、迷惑だよ」「どうやら焼身自殺だったみたいだな、消防車まで出ちゃってるよ」

   このとき新宿駅の反対側にいて気付かなかったという岡田育(編集者兼文筆家)は「Twitterで検索していると、野次馬とか集まった方たちのリアクションがすごく冷ややかで、自殺しようとした人のメッセージ性の強い行動との温度差といいますか、そういうものを感じました」という。

   いくら人目をひくとはいえ、日曜日の買い物客などにとっては唐突過ぎるし、訴えていた内容も聞こえたかどうか。焼身自殺で政治的なメッセージを発するなら場所も違うだろう。

   司会の小倉智昭「これ見てても、手の施しようがないですもんね」

文   モンブラン| 似顔絵 池田マコト
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