ニューヨークで開かれた豪華な慈善ランチを貧困層にふるまうイベントが大荒れとなった。現金を配るという約束が実行されなかったためらしい。主催者は大富豪の中国人実業家・陳光標氏(45)で、これまでもユニークな慈善活動で話題を集めてきた。今回は、現金ばらまきを米国の慈善団体に反対されて急きょとりやめ、べつに食事を提供する活動の資金に回したのだが、人々は「豪華な料理より金をくれ」だったのだ。
現金ばらまきをPRしてたのに…
ニューヨークのレストランで約200人にふるまわれたのは、クリームソースと胡麻和えのツナ、牛ヒレ肉、ベリーのデザートだった。食べた男性は「こんな豪華な食事は初めてだ」と感激していたが、食後に配られるはずだった約300ドルを主催者側が片付け始めたことから、「約束を守れ」「ウソをつくな」と騒ぎが起こった。
主催者は現金を渡すつもりでいたそうだが、慈善団体から「現金はもっと有意義な使い方を」と止められた。結局、慈善団体に寄付して、これで900人に50日間、食事が提供された。
文
あっちゃん| 似顔絵 池田マコト