サッカーワールドカップでかみつき常習犯に最大級のペナルティが下された。ウルグアイのスアレス選手(27)は1次リーグイタリア戦で、相手選手の肩をガブリとやったのだ。ウルグアイ代表のエースだが、これまでもかみつくことで有名だった。FIFAも「もう許せない」とばかり約1130万円の罰金などを科した。
高給取りのスアレスにとって1130万円程度は痛くもかゆくもないだろうが、厳しいのは出場停止だ。今後のウルグアイ代表の公式戦9試合の出場停止、サッカーに関するあらゆる活動を4カ月禁止された。サッカー場にも「出入り禁止」というわけだ。もちろん、このW杯の決勝トーナメントにも出られない。
悪童の異名「足蹴りでもなんでもありだ。ピッチではよくあることだよ」
ピッチの倒れ込む2選手。イタリア選手は「かみつかれた」と猛アピールしている。悪童の異名があるスアレスは「足蹴りでもなんでもありだ。ピッチではよくあることだよ」と、試合後も開き直っていた。2010年と13年にも相手選手にかみつき、それぞれ7試合と10試合の出場停止処分をくらっている。
イタリア選手に噛みついた後、自分の歯を指で押さえて痛がっているスアレスの写真があった。
長嶋一茂(スポーツプロデューサー)「この前、5歳の子に噛まれたんだけど、彼も幼児性が抜けないだね。攻撃性が強い人は本能がよみがえって噛んじゃうのかも」
吉永みち子(作家)「これじゃあ、みんな、怖いから近づけませんね」
司会の羽鳥慎一「おかげでスペースができるのでは」
小松靖アナが「今シーズンのプレミアリーグ最優秀選手です。改心したと思ったが、なんとワールドカップで出てしまいましたね」
ウルグアイはエースストライカー抜きで決勝トーナメントに臨む。スアレスはスタジアムにも入れない。