兵庫県西宮市の12階建て市営住宅で今月(2014年6月)22日から26日までの5日間に、10階のベランダに火のついた下着やタオルが投げ込まれるなど、放火とみられる不審火が相次ぎ、住民は「怖くて眠れない」日々が続いている。
丸めたタオルに火をつけ10階のベランダにいったどうやれば投げ入れるのか。
別棟でもバイクシートなどに放火
最初の不審火は22日午前0時ごろだった。6号棟の10階通路でタオルが燃え、エレベーターホールにあったバイクのシートも燃やされていた。23日には、11階エレベーターホールに置いてあったバイクのシートや隣接する8号棟でもバイクのシートが燃えていた。
24日には不審火はエスカレートし、6号棟の通路に置いてあった棚が燃やされ、壁や天井が焼け真っ黒になったほか、10階のベランダに飛び火した。これまでは外部から侵入できる通路などで起きていたが、6号棟10階端の部屋のベランダにも火のついたタオルが投げ込まれた。同じベランダに25日には火のついた下着、26日にも火の付いたストッキングが投げ込まれた。
3件の火の玉がベランダに投げ込まれた部屋の住民は、「輪ゴムでボールのような形に丸めたストッキングなどでした」と話す。
地上から35メートル!どうやって投げ込んだ?
どうやって投げ込んだのか。地上から10階ベランダまで35メートルほどあり、屋上からでも7メートルで、火のついたタオルや下着を投げ込むのは不可能だ。ベランダ越しに侵入し投げ込んだのか。
警察では同一犯の可能性があるとみて調べているというが、司会の小倉智昭は「明らかに10階の何かを狙っている」、梅津弥英子アナも「トラブルがあって、10階がターゲット」と見る。