東京・三鷹市で24日(2014年6月)、大量のひょうが降ったのに続いて、25日には東京・練馬区や埼玉県和光、朝霞、新座各市では1時間に110ミリを記録するゲリラ豪雨で道路が各所で冠水する騒ぎとなった。
なぜ大荒れの天候が首都圏で続いているのか。気象予報士の天達武史によると、「ひと言でいえば、季節が少し遅れているんです」
キャスターの菊川怜「はっ?」
あす27日からようやく「梅雨本番」
天達はこう解説する。「形の上では梅雨に入っているんですが、今は5月下旬ぐらいの状況になっているんです。北からの強い寒気が関東から東日本の上空に流れ込み、押し下げられた梅雨前線は日本列島の南海上に停滞しています。上空は5月下旬並みの気温、地上は6月のムシムシというわけで、積乱雲が発生しやすい状況になっていました」
沖縄はきょう26日に梅雨明けしたが、九州~関東は逆に梅雨前線が上がってきて、27日以降は梅雨本番となるという。
司会の小倉智昭「6月も、けっこう局地的にものすごい雨が降ったところがありますよね。7月にはとんでもなく降るということでしょうか」
天達、「局地的だった雨が日本列島全体で降る可能性がありますね。それがものすごい雨なのか、ひとひと雨なのかわかりません」
笠井信輔アナ「この夏は水不足の心配はしなくていいですね?」
天達「いや、そうでもないですよ。7月後半の梅雨の雨が一番重要になってきます」
はっきりしているのは予報士泣かせの梅雨空ということだけか。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト