コロンビア強かったあ!前半食らいついたが後半ワンサイド―スタジアムも完全アウェー

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   サッカーW杯のグループリーグ最後の試合となる日本―コロンビア戦は、日本時間のけさ25日(2014年6月)午前5時に始まった。勝つ以外に予選突破の望みはない日本は、これまでより伸び伸びとプレーしていたが、後半立て続けに失点して望みは絶たれた。世界のカベは厚い。

C組もう1試合は2-1でギリシャ

   前半DF今野泰幸が与えたPKで先取点を許したあと、日本はこれまで以上に攻撃的に攻めたが、ワントップに入った大久保嘉人、香川真司のシュートは決まらず。アディショナル・タイムに本田圭佑のクロスにFW岡崎慎司が頭であわせて同点とした。

   しかし、後半10分、37分、終了直前と失点を重ね、終わってみれば4―1と惨敗だった。コロンビアは3勝でグループリーグ首位。ザック・ジャパンの4年間は1分け2敗の最下位に終わった。

   同じグループCのもうひと試合、ギリシャ対コートジボワール戦はギリシャが1―0で折り返したあと、後半コートジボワールが追いつき、同点のまま終わるかと思われたロスタイム、ギリシャが1点を加えて2―1で決勝トーナメント進出を決めた。

   「あさチャン!」は本番中だったため、司会の夏目三久が「結果をいま知ってショック」

   解説は元日本代表、水沼貴史、小倉隆史だった。小倉は「ホント悔しいですね。ギリシャが勝っただけに」という。たしかに、コロンビアに勝っていれば、得失点差でギリシャを上回る可能性はあった。「前半はかなり期待感があったが、終わって私も放心状態です」

長谷部誠「自分たちの力不足。応援してくれた人たちに申し訳ない」

   水沼は敗因を「決定力だけですまされないところがあります。ボールをキープして進む力はあったが、ペナルティエリアに入りきれない。ゴールに近いところでシュートができないのが日本の弱さかなと思いました」と話す。たしかに、再三攻め込んでいるのだがフォローの入りが遅い。

   夏目「前の2試合と比べてどうなんでしょうか」

   水沼「非常に良かった。とくに前半」

   小倉「コロンビアは強かった。交代選手をみても層が厚いですよ」

   現地を呼び出すと、石井大裕アナが試合が終わったばかりのスタジアム前で、日本のユニフォーム姿でしょんぼりしている。「サポーターの9割9分がコロンビアでした。完全にアウェー」。そこで急に声を張り上げて、「日本人は1人で5000人分くらいの応援をしてい たんです。選手たちも協会の人たちも本当に一生懸命やっていた。そんななか、4点目を奪われたとき、私も含めてみんな呆然としてしまった。応援しなきゃいけないのに、なんで呆然としてるんだと、それが悔しいんです」

   キャプテンの長谷部誠選手の声が入ってきた。「自分たちの力不足。応援してくれた人たちに申し訳ない」

   小倉「やはり初戦の負けが大きかった」

   この日行われたグループDの試合では、ウルグアイが 1―0でイタリアをくだし、コスタリカとイングランドはスコアレスドローとなって、コスタリカとウルグアイが決勝トーナメント進出を決めた。スペインに続いて、イタリア、イングランドの欧州の強豪が姿を消した。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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