愛知県刈谷では「小中学生の午後9時以降のスマホ自粛」
愛知県刈谷市では4月(2014年)から、全国で初めて小中学生に午後9時以降の「スマホ自粛」を呼びかけた。背景には未成年の「LINE疲れ」がある。ある中学校長は、「今やめたいんだっていう子どもたちが、ひとつの見直しにしてもらえればいいなと思います」という。都内でスマホ依存の相談に乗っている墨岡孝・医師は、「夜中はダメとか、使い方のルールを家庭内で決めて、そのうえでLINEとかのトラブルに巻き込まれたときに、それを断る勇気、これが重要です」と語る。
井上貴博アナ「若者の問題だといっていられない気がします。既読スルーする側とされた側のギャップがあるんでしょうね」
スルーする側は単に忙しかった、たくさんで読み切れなかったと思っていても、された側はいろいろ不安になる。井上はある中3女子の例をあげた。既読スルーでいじめ・仲間はずれになり、仲直りしたところ、寝ていても、風呂に入っていても、トイレでもLINEが気になってしまうようになった。自分が知らぬ間に加害者にも被害者にもなりうる。
若者がもっと別のことに使わなければならない時間を、既読の気配りで潰している損失。このツケは必ず将来やってくる。ちょっと見たくない気がする。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト