麻生太郎副総理も危なっかしい発言「貧しい家の子はいじめられない」
そんななか、今度は麻生太郎・副総理兼財務省の発言が伝えられた。おととい21日、栃木県宇都宮市での講演だ。お得意のたとえ話で、集団的自衛権をこう言った。全文を紹介しよう。
「学校で一番いじめられるヤツはどんなヤツか。ケンカは弱い、勉強もできない、しかも貧しい家の子。3つそろったらまず無視。いじめの対象になりません。しかし、勉強はできない、ケンカは弱い、だけど金持ちの子、これが一番やられる」
さらにこれを国に当てはめる。「勉強ができる=文化水準、ケンカが強い=軍事力、金持ちか・そうじゃないか=経済力、と国にあてはめたら、いま一番いじめられやすい国ってどこ?」「(日本は)金はあることだけはわかるから、一番みんなから集中攻撃されやすい国になっているんだって」
ご本人はうまい例えだと得意なようだが、ちょっと危なっかしい。なにしろ、若者が「金がなくて(給料が安くて)結婚できない」といったら、「金がないなら、結婚しない方がいい」といった人だからね。
文
ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト