サッカー・ワールドカップの一次リーグも大詰め。日本代表は対コロンビア戦を2日後(2014年6月25日)にひかえてきのう22日は練習を休み、全員でブラジル料理店へ繰り出して「プレッシャー解消」につとめたとか。
1敗1分けの日本はもう後がない。選手たちも「勝つしかない」と声は悲愴だが、日本時間のきょう(23日)未明に再開した練習風景はのんびりした感じだった。しかし、この間にも他の組の結果は次々に出る。
終了間際にメッシの芸術的シュートでアルゼンチン決勝リーグ進出
きょうはグループHだ。ベルギーとロシアの1戦は、1―0でベルギーが勝ち一次リーグ突破を決めた。韓国とアルジェリアは4―2でアルジェリア。韓国は前半3点を失い、後半に2点を取り返したが、さらに1点を奪われた。成績は1分け1敗で日本と同じ厳しい状況だ。
SAMURAIキャスターという変な肩書きで登場する村上信五(関ジャニ∞)が、「4点とられて、でも2点取り返す攻撃的なところは見せてくれ ましたし」とちょっと関西なまりでやるもんだからいっこうにピリッとしない。司会の夏目三久は「日本と同じ状況、勝ち点1ですねぇ」と何があってもニコニコ。
きのう行われたグループFでは、アルゼンチンが1―0でイランを破って決勝進出を決めた。時間切れ寸前にメッシの芸術的なミドルシュートが出た。もうひとつはナイジェリアが1―0でボスニア・ヘルツェゴビナを破った。
クローゼW杯15得点!歴代1位タイ
グループGではドイツが2―2でガーナと引き分け。この試合後半24分に投入されたFWのクローゼ(36)が直後にゴールを決め、歴代最多タイの15得点で元ブラジル代表のロナウドと並んだ。
このグループのもう1試合がアメリカ対ポルトガル。「あさチャン!」が短縮になったあとはナマ中継だ。ポルトガルは初戦ドイツに惨敗して勝ち点ゼロで目下最下位。村上が「注目はポルトガルのエース、クリスチアーノ・ロナウドのゴール」という。
夏目がロナウドについて「カッコいいのはわかるんですが、どういうところがすごいんですか?」と聞く。話を運ぶための質問とはいえ、夏目は語彙が貧困でこういうところが実にへたくそだ。村上がまた「身体能力が高いし、スピードがありますから、ひとりでゴールまでもっていける」と分かりきったことしか言わない。
試合はポルトガルが先取点をとったが、アメリカが2点とって逆転。後半のアディショナル・タイムにポルトガルが追いついて、かろうじて 2―2の引き分けに持ち込んだが1敗1分けだ。ロナウドのゴールはなかった。
今回のW杯は強豪チームが勝てない。スペインもイングランドも2敗だ。