「児童相談所に行くので子ども貸して」次男行方不明の夫婦 近所に頼み込み

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   東京・足立区に住む8人家族の次男(4歳)が行方不明になっている。所太郎リポーターが次男の行方を取材した。両親の30歳の夫と27歳の妻は横領事件で逮捕されている。その母親が先月(2014年6月)、近所の人に「子供を連れて児童相談所に行かなければならないので、おたくの子供を貸してくれないか」と頼んでいた。

突然訪ねてきた母親「子どもの頭数をそろえたいので…」

   司会の羽鳥慎一「頼み込んだ相手は知り合いなの?」

   所太郎レポーター「付き合いはほとんどなかったそうです。突然訪ねて来て、行方不明になっている『次男と年格好が似ているので貸してくれ。子供の頭数を揃えたいので』と依頼したそうです」

   児童相談所からそれまでに次男を連れてくるようにと何度も要請されていたが、すべて拒否していた。児童相談所はどうやら次男がいないという情報を得て警察に連絡、警察と自宅の強制捜査を行った。

   自宅アパートの大家は「児童相談所が『緊急事態が起きているかもしれない。家人が誰もいないので、部屋のカギを貸してくれ』と言ってきました。周辺には警察や児童相談所の人などたくさんの人が来ていましたね」と話す。

全国で行方不明になってる子ども705人

   所「次男は3歳児検診を受けています。その後に行方がわからなくなりました。現在、日本全国で行方不明になっている子供たちは705人います」

   東京都市大学の猪熊弘子・客員准教授は「警察と児童相談所が一緒に子供の強制捜査にあたるという例は珍しいことです。どうしても子どもの問題は家庭の問題と見られがちで、警察や児童相談所などの横の連携が取れていないということもあります」と解説した。

   コメンテーターの萩谷順(ジャーナリスト)「3歳児検診から小学校に入るまでは、子供の存在チェックが希薄になりますよね。隣に住んでいても、子供がいないとはなかなかわからないことも多い。問題がありそうな親子関係を調べる手立てが必要です」

   行方不明になっている次男について、父親は「朝起きたら子供が死んでいた。1年前頃に河口湖周辺に埋めた」と話しているという。病死だったらそんなことはしないだろう。虐待・殺人容疑で捜査すべきだ。

文   ナオジン| 似顔絵 池田マコト
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