W杯の日本対コートジボアール戦初戦のテレビ視聴率は、ビデオリサーチ社の調べによると、関東地区は試合終了間際の瞬間最高で50.7%を記録、全体では44.4%、後半は46.6%だった。
過去の出場4大会の初戦平均視聴率が51.5%だったのに比べ若干低かったが、地域別では札幌46.1%、仙台48.8%、静岡47.5%、名古屋42.7%、関西42.1%、広島35.7%、北部九州43.9%と、なぜか「東高西低」だった。しかし、みんながみんな、あの時間にサッカーで大騒ぎしていたわけではない。「真相チョイス!直撃御免コーナーで、荘口彰久プレゼンターが「サッカー興味ありませんでした」という人たちを取り上げた。
「試合見ないの?」に多摩川河川敷のサッカー少年、「観戦より練習」
JR渋谷駅前の交差点は負けても勝ってもハイタッチの時に、そこからやや離れた都心の繁華街では、試合の最中に若いカップルは「いまこの時間って何をやっているか知っている?」と聞かれても、「エッ、何かありましたっけ」。主婦らしい女性は「きょうはどんな日でしょう?」に「父の日です」
多摩川河川敷にはサムライブルーを着てサッカーの練習に励む2人の少年がいた。
「なぜ日本戦見ないの」
「練習をいっぱいしたいから」「世界一強くなるためにはいっぱい練習をしないといけないから」「練習は嘘をつかないとかそういうのがあるから」
日本棋院会館(東京・千代田区)では中学生囲碁大会が開かれていた。中学3年生の少年(14)は前半は有利な展開だったが敗退してしまった。「自分の実力が足りなかったんですけど、悔しいです。高校でも大会があるので、それに向けて勉強していきたい」
司会の小倉智昭「あのサッカー少年は日本戦を見ないで練習やっていて、練習は嘘をつかないって。あれは印象的だったね」
サッカー解説者の武田修宏「将来いい選手になると思う。ドリブルもうまかったし早い」
そういえば、フジテレビ系は予選リーグで日本戦の中継はないんだっけ…。