BMI27・5のメタボが最も長生き!やせ型は体力なくがん早死に
『週刊文春で』「全16業種別ランキング『社長の出身大学』」という企画をやっている。不動産は日大、銀行は東大、百貨店は慶應、出版社は早稲田が1位。意外といっては失礼だが、日大が健闘している。ゼネコン、スーパーマーケット、飲食店、書店、ホテル旅館、パチンコホールなども第1位である。
意外なのは病院と診療所は久留米大学が1位なのだ。内村直尚学部長によれば、「久留米大学では創立当初から医療(診療)に重点を置いてます。『開業するなら久留米』という評価は広まっている」そうだ。これからは大学も特徴がないと学生が来てくれない時代だから、この大学は先見の明ありというわけか。
ところで、週刊文春が「長生きしたけりゃメタボが一番」だという特集を組んでいる。これを主張しているのは「日本ローカーボ食研究会理事長」でクリニック医院長の灰本元氏である。日本肥満学会が2000年に決めた判定基準では、統計上最も病気にかかりにくいBMI(ボディマス指数)は22を標準、25以上を肥満と定めている。だが、最近では欧米でも標準22神話が崩れつつあり、BMIは27.5が最も長生きすると出ているというのである。
なぜやせているよりメタボのほうが死亡リスクが低いのか。灰本氏は日本人の死因の1位はがん、2位が肺炎だから、脂肪を蓄えなくてはいけないのだそうだ。やせると急激にこれらの肺疾患で死亡するリスクが高くなるという。
<「たとえば、重症の肺炎にかかれば、二週間も人工呼吸器をつけて、点滴と水だけで生き延びられるだけの体力が必要になる。
ガンにかかった場合も同様です。胃ガンの手術を受けると体重が約十キロ減る。大腸ガンだと四~五キロの減ですみますが、大手術になる膵臓ガンでは二十キロ近くも減ってしまう。さらにこの体重が落ちた状態で、抗ガン剤を使って闘わなくてはいけません。ガンで生き残るためには、BMI二四以上はほしいですね」>
私のBMIは22.3。もう少し太ってもいいということかもしれないが、酒が好きで血糖値が高いから、このぐらいでいいのかもしれない。最近はメタボだ、血圧が高い、尿酸値がどうだといい過ぎる。個人差があるのだから、そうした数値に一喜一憂しているほうが余程身体に悪かろうと思う。