サッカーW杯ブラジル大会が日本時間13日(2014年6月)未明に開幕した。6万人収容のサンパウロのスタジアムはブラジルカラーの黄色一色という盛り上がりで、日本人の西村雄一主審の笛で開幕戦ブラジルVSクロアチアが始まった。結果は3-1でブラジルがまず1勝した。
ベスト8で約14億円、ベスト16でも約9億円
元日本代表のサッカー解説者の武田修宏は「クロアチアはブラジルをよく研究し、ブラジルの長所の両サイドを抑えしっかりした入り方をしましたね。その分ブラジルは苦戦した」という。
前半はクロアチアの攻撃が目立った。開始早々、ブラジルのオウンゴールでクロアチアが先制した。しかし、本番はこのあとからだった。前半29分にブラジルのエース、ネイマール(FW)が左足で右端ギリギリのゴールを決め同点、後半は一進一退のうちに27分にPKを得たブラジルが、やはりネイマールが押し込み逆転した。さらに、試合終了間際にオスカル(MF)がシュートを決めた。
武田「さすがにブラジルはシュートがうまいですよね。ネイマールの得点シーンは左にスペースを置いて相手の股下を狙ったわけです。3点目のシュートも、普通は1、2、3で打つところを、タイミングをずらして1、2で打ち込んでいます。これがすごい」
司会の小倉智昭「22歳のネイマールは今回のW杯で大スターになるかもしれませんね」
ブラジルは優勝候補の筆頭に挙げられているが、優勝したら賞金はどのくらいか。優勝チームには約35億円、2位は約25億円、3位は約22億円、4位は約20億円が転がり込むほか、ベスト8で約14億円、ベスト16でも約9億円という。
さて日本は…コートジボワールの弱点は守備
さて、2日後の15日にコートジボワール戦を控えたザックジャパンの仕上がり具合だが、エース本田圭佑は「思っていた以上に精神的には落ち着いている。いい緊張感であとは開き直ってやるしかない」と話している。
武田によると、コートジボワールは非常に身体能力が高く、長所はパワーとスピード。ただ、短所として守備の面で不安があり、日本は十分勝てる相手だという。大事なのは「引き分けでもいい。『負けない』こと。これまで初戦で負けた大会は全部序盤で落ちている」