小保方晴子「STAP細胞検証実験」参加させよ!処分それからでも遅くない
再び小保方晴子女史の動向が話題になっている。週刊文春、週刊新潮が取り上げているが、きっかけは彼女がSTAP細胞論文の撤回に同意したからである。週刊文春は小保方氏と彼女を重用した笹井芳樹氏のカネの使いっぷりを精査している。高額な備品に血税を使ったこともあるが、週刊文春が注目したのは「二人の出張が十一カ月間で計五十五回、四百九十六万円」というところだ。だが、わかるのはここまでで、理研側は行く先も二人が一緒だったどうかも非開示である。
週刊新潮は小保方氏が理研に残る可能性ありと報じる。その根拠は2つある。一つは、文科省の下村博文大臣が理研の検証に小保方氏を参加させたほうがいいのではないかと発言していること。この裏には「若い女性に頑張ってもらいたい」という安倍首相の意向があるというのだが。
もう一つの援軍は、外部の有識者からなる「研究不正再発防止のための改革委員会」の岸輝雄委員長が、「STAP細胞はあるという人が実験を行うべきだ」と語ったことだ。もしできなければそのときは見ておれ、という意味が含まれているとしても、小保方氏が理研に残り検証実験に参加できる可能性はあるようだ。私もそのほうがいいと思う。その結果を見てから処分を決めても遅すぎるということはないのではないか。