群馬県高崎市の市立大類小学校で盗撮事件が発覚し、8日(2014年6月)に逮捕された容疑者はその学校の會澤紳喜校長(56)だった。5日午前、4時間目の授業の最中に児童も使う女子トイレを利用していた20代の女性教諭が、となりの個室から壁越しにスマートフォンを差し入れ撮影されているのに気付き叫び声をあげた。女性教諭は揺れる影で気づいたという。
駆けつけた男性教員に意味不明の弁明「怪しい!」
女性教諭の悲鳴を聞いて、職員室の複数の教員がトイレに向かったところ、男性校長と出くわした。校長はあわてた様子で「自分もトイレに向かおうとしていたが、スリッパが脱げてしまい、トイレと逆側を向いていた」などと意味不明の弁明する。校長は校内に不審者がいないか調べるよう指示も出したそうだが、職員室では「校長が怪しい」という見方が広がった。
通報を受けた警察は6日、校長に任意で事情を聞いたが、このときは関与を否定したという。7日の教育委員会の調べにも、「状況は不利ですが戦います」と話していたが、その日の夜になって教育委に「嘘をついていました」と電話をかけてきたという。その後、警察に出頭し逮捕された。