サッカーW杯のブラジル大会まであと3日だが、意外なことにブラジルではしらけムードが漂っているというW杯反対デモやストライキなどは伝えられているが、第2の都市で決勝戦が行われるリオデジャネイロの繁華街にはW杯の旗もなければ横断幕もない。普段と変わりない風景が広がっている。応援グッズを売る店の店員は｢全然盛り上がらなくて売り上げもイマイチなんです｣なんて言っている。
ブームは選手シール収集！「ネイマール、C・ロナルド、メッシ500円。本田は50円」
街の人に聞くと｢みんな生活や政治への不満があって、W杯どころではないんですよ｣という。3か月前の世論調査でも国民の4割が反対だったそうだ。それでもW杯出場選手のシール収集はブームで、選手の人気によって値段も違う。ネイマールやC・ロナルド、メッシは10レアル(約500円)だ。｢日本の本田は？｣と聞くと、｢全然ダメ、1レアル(約50円)だよ｣という返事だった。
気を取り戻して「とくダネ!」レポーターが訪れた先が、7歳から占いをやっているというリオ随一の占い師だ。日本代表がどこまで勝ち進めるか占ってもらうと、｢一人の選手がケガしますが、予選は勝ち抜くでしょう。ベスト8までいくでしょう｣とうれしい予想だった。
竹田圭吾（国際ジャーナリスト）｢現地で盛り上がっていないというのは、2年後にはさらにオリンピックもあるというのに、どうなるんだろうと思いますよね｣
司会の小倉智昭｢W杯に反対していても、国民性からいって、いざブラジルが出てくるとみんな大騒ぎするんでしょう｣
開幕戦は13日午前5時から「ブラジル対クロアチア」。日本の第1戦は15日(日)午前10時から対コートジボワール、第2戦は20日(金)午前7時から対ギリシャ、第3戦が25日(水)午前5時から対コロンビアだ。
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト