梅雨入りして1週間。今年はシトシト降る雨ではなく、ゲリラ豪雨のような大雨が多い。東京西部や多摩地区では9日(2014年6月)夜から10日未明にかけて大雨洪水警報が出るほどの雨で、青梅市では品(中見出し)準備情報も出た。
しかし、梅雨前線は沖縄の南海上にあり、日本列島近辺にはない。では、この大雨はなんなのか。気象予報士の天達武史によると、日本の上空で異常な状態が続いているという。
黒い雲、雷、冷たい風…数分後に土砂降り
日本列島上空に高温多湿の熱帯の空気が南海上から侵入しているところへ、北から寒気が流入し温度差が大きくなり、あちこちで積乱雲が発生して夏のゲリラ豪雨の時のようになっているのだという。10日夜には梅雨前線が九州まで北上し停滞する予想で、11日水曜、12木曜の両日は再び広い範囲で大雨の恐れがあるという。
司会の小倉智昭「警戒といっても、場所によって降ったり降らなかったりと限定的。警報を出すほうも大変でしょうけど…」
天達「いまは警報も市単位で発表するようになっているですが、半径5~10キロで激しい雨が降ることがあって、それでも広すぎるぐらいの集中豪雨なんです。空が真っ黒い雲に覆われ、雷が鳴る、急に冷たい風が吹いてくる。数分後にはバシャーッと降ってきます」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト