林隆三 多彩だった芸能活動!テレビ、映画、舞台、ピアニスト、歌手…26日からNHK時代劇

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   俳優の林隆三さんが4日(2014年6月)に亡くなった。腎不全でここ数年は入退院を繰り返していたが、仕事への意欲は最後まで持ち続け、先月28日に倒れたのもライブハウスでのコンサートの直後だった。70歳。

俳優座養成所「花の15期」地井武男、夏八木勲、原田芳雄、前田吟らと同期

   今月26日から放送のNHK時代劇「吉原裏同心」で医師役を演じていて、これが最後のテレビ出演となった。5月初めにはニューヨークへも出かけており、持病を抱えながらも、演劇から音楽まで多彩な活動は衰えなかった。

   1963年に俳優座養成所に入所。同期に地井武男、夏八木勲、原田芳雄、前田吟とそうそうたる顔がそろって、「花の15期生」と呼ばれたが、これで存命なのは前田さんだけになった。

   70年に初めて主演したTBSドラマ「俄(にわか)」、NHKの「天下御免」で注目され、77年の映画「竹山ひとり旅」で第1回日本アカデミー賞主演男優賞を受賞した。12年の新藤兼人監督の告別式でも、「『竹山ひとり旅』がなければいまのボクはなかった」と語っていた。これが出発点だった。

   その後、テレビシリーズ「噂の刑事 トミーとマツ」などで人気者となり、舞台では「リア王」など存在感のある演技が光った。かたわらピアノの弾き語りもこなす多才ぶりで、85年にはアルバム「ピアノ・マン」も出し、歌手としてコンサートツアーもしている。

   仙台出身で、東日本大震災のあとは被災地を舞台にした映画にも出演して、出演料を被災地に寄付するなど復興にも一役買っていた。

文   ヤンヤン
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