熊本県人吉市で1か月前から行方不明となっている女子高生、荒川真侑子さん(17)とみられる遺体が7日(2014年6月)、市内の山中でみつかった。別の件で逮捕されている浜松市の男の供述からで、男は荒川さんが不明になる直前まで一緒にいたとみられるという。
現場付近のホテルに宿泊しレンタカー借り出し
男は浜松市の無職、赤石弥(47)で、18歳未満の少女に対する強制わいせつ容疑で静岡県警に逮捕されていた。熊本県内でも50代の女性へのわいせつ行為があり、6日に熊本に身柄を移して逮捕した。「女子高生を殺して放置した」と供述した場所から見つかった。
司法解剖の結果、10代から20代の女性とわかった。山林の草の生い茂ったなかにうつぶせでビニールがかけられており、クツははいていなかった。めったに人が入るところではないという。まだ荒川さんと特定されてはいないが、間違いないとみられる。県警は遺体の身元と死因を特定のうえ、殺人と死体遺棄容疑で再逮捕する方針だ。
赤石は荒川さんとインターネットで知り合ったという。先月2日から4日まで人吉市内のホテルに泊まっており、4日にはレンタカーを借りていたこともわかっているが、2人がどのように接触したのかはわかっていない。
「日本一のパティシエになる」が夢だった被害者
荒川さんは球磨工業高校の3年生。先月4日、「部活にいく」と家を出たまま戻らず、自転車がコンビニの裏で見つかっていた。スポーツ好きの明るい性格で、「日本一のパティシエになるのが夢だったという。小学校の卒業文集には「1度しかないこの人生を大切に生きていたいから」と書いていた。
赤石は浜松市内に20年前から1人で住んでいた。自動車部品工場で働いていたが、数年前に体調を崩して辞め、現在は無職だった。家族の話では、おとなしく優しい性格で、4月半ばころに気分転換に旅に行くといって出た。数回メールがあったが、どこかからかはわからなかった。浜松で逮捕されたときは、痩せて憔悴していたという。
このニュースを「あさチャン!」は繰り返し伝えたが、まったくコメントなし。ゲストなし。推測もなし。何にもなし。