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雲仙・普賢岳「大火砕流」…『フライデー』編集長だった23年前!直前にカメラマン撤収の幸運

   きのう4日(2014年6月)の朝日新聞にこんな記事が載った。<消防団員や報道関係者ら43人が犠牲になった雲仙・普賢岳の大火砕流から3日で23年となった。この日を「いのりの日」と定めている長崎県島原市では、市役所などで半旗を掲げたり、慰霊碑に花を供えたりして、犠牲者を追悼した>

   あのとき私は『フライデー』の編集長だった。フライデーからも現地に2人のカメラマンを派遣していた。大火砕流が起こる2日前だったと記憶しているが、担当の編集部員に「だいぶ長くなるからいったん引き上げてもらえ」と伝えた。部員から連絡が行き、2人は現場を離れた。その2日後に火砕流で多くの尊い命が失われた。ライバル誌の『FOCUS』のカメラマンも犠牲になった。

   その後、いくつかの新聞、週刊誌から「なぜ引き上げさせたのか。何か予感のようなものがあったのか」と聞かれたが、そんなものは何もなかった。ただ運がよかったとしかいいようがない。犠牲者の方々の冥福を祈りたい。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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