国の援助、市民・企業の協賛で生き残り
スタジオゲストの山本茂・日本動物園水族館協会前会長はこう話す。「希少動物以外にも、ラクダやクジャク、日本鶏や在来の家畜など、すべての動物が危機にあります」「限界集落のように数が減っていく瞬間がそこまで来ているのです」
展示動物を維持するには、国内での繁殖が必要であり、そのためには動物園が「種の保存」に果たしている社会的な役割に対して、国の法制度が整備され、市民や企業が理解、協力、協賛することが必要だという。
北海道の旭川動物園などは人気だが、他の中小動物園は経営的に青息吐息なのだ。
*NHKクローズアップ現代(2014年6月3日放送「動物園クライシス~ゾウやキリンが消えていく~」)