先週、白骨化した男児の遺体が見つかった神奈川県厚木市で、今度は昨年4月(2013年)、に小学校に入学するはずだった女児が所在不明になっていることがわかった。市の職員が昨年5~7月に何回か女児の住所となっているアパートを訪問したが、別人が約1年半前から住んでいた。このため、厚木市は女の子の居住実態がないと判断して、昨年7月に女の子を含む家族の住民登録を職権で削除、市の教育委員会は女の子の名前を学齢期の子供の記録をまとめた学齢簿から削除してしまった。
アパートに別人が住んでいても児童相談所に連絡せず
司会の羽鳥慎一「職権で住民登録を削除したり、学齢簿削除するということができるの!?」
井口は成人レポーター「居住実態がないと確認できれば、住民登録を削除し、記録と実態を合わせているというのが厚木市の回答です。教育委員会は今年5月、文部科学省が実施した学校基本調査で所在不明の児童はいないと回答しています。所在不明の児童として統計にも反映されないようになり、児童相談所にも連絡していなかったといいます」
玉川徹(テレビ朝日ディレクター)は怒る。「児童相談所がなぜあるかといえば、親だけでは子供を守れないという前提に立っているからですよ。その児童相談所に連絡もしなかったというのは、子供の保護をないがしろにしている」
宮田佳代子(テレビキャスター)「何か横の連絡がバラバラという気がします。市と教育委員会、児童相談所が勝手な方向を見ている。それにしても、職権で住民登録を勝手に削除できるとは驚きですね」
親族から連絡「南米に行っている」―パスポート・出国記録など確認せず
羽鳥「その後、女の子の安否確認はどうなんですか」
井口「女の子の親族と接触ができて、南米にいるという連絡があったそうです。でも、本人確認はまだのようです」
松尾貴史(タレント)は「海外に出国したのなら、パスポートや出国記録など、何らかの書類が残っているはずですよ。それは外務省に問い合わせればすぐにわかる。いまだにそれもやっていないというのは、市職員の感性、嗅覚がおかしい」と批判する。女の子は本当に南米にいるのだろうか。