サッカーの元日本代表FW三浦知良(47)がW杯日本代表の「特別スタッフ」になることが決まったという。いまもブラジルの永住権をもつカズの知恵を生かしたいとサッカー界あげての希望だとか。「スポーツ報知」がけさ5日(2014年6月)伝えた。
12日の開幕まで1週間と迫ったW杯だが、工事が間に合わないとか、W杯反対運動、治安の悪さだのと、下手をすると選手に影響しかねない話がいっぱいだ。そこから出たアイデアらしい。
いまでも永住権
三浦は高校を中退してブラジルに渡り、サッカースクールからプロ生活を経ているだけに、ブラジルを知り抜いている。永住権の更新に2年に1度は行っているから、最新の事情にも通じている。そのノウハウを生かそうというわけだ。日本サッカー協会の要請を、本人も所属クラブ(横浜C)も快諾した。現役選手のスタッフ入りというのは日本代表では初めてという。
井上貴博アナ「三浦選手の存在は大きいんではないでしょうか」
キャスターの齋藤孝「精神的にね。香川選手なんかとも親しいですから」
井上「香川、内田選手らと食事会をしたりもしているそうです。兄貴分でもあり、精神的な支柱にもなるでしょうね」
でも、これで終わり。まったく、「あさチャン!」の素っ気なさは番組を投げているとしか思えない。ニュース感覚も切れが悪い。ゲストも来ない。金も使わない。
カズの起用は、そんなきれいごとでもご苦労さんの「修学旅行」でもあるまい。カズの現地の人脈を総動員して、代表選手の安全や環境を整えること、さらには相手チームの情報収集ではないのか。表立っていうわけにもいかないだろうが、相当な仕事になるのは間違いない。