「一つ間違えれば大事故になると分かっているはず。単なるイタズラでは済まされないですよ」
コメンテーターの宇治原史規(タレント)が怒る。
北海道札幌市手稲区で、路上に大きなコンクリートブロックやコンクリート片など置く事件が続いている。現場にいる井口成人リポーターは「置かれているのはいずれも幹線道路です。片側2車線を横切るようにコンクリートブロックやコンクリート片などが横1列に置かれています。これまで衝突して車が破損する事故は、半径2.5キロ圏内に限られています」
夜間に街灯暗いところ
路上に障害物が置かれるようになったのは4月30日(2014年)からのことだ。5月6日の夜には手稲警察署前の路上に長さ約160センチの丸太が置かれるなど、9件の衝突事故が起きている。当然、車の前部は大きく破損した。
立花胡桃(タレント・作家)「夜間は帰宅を急ぐ人で車を飛ばす人が多いですよね。その道にこのような障害物が置かれていたら避けきれないですよ」
司会の羽鳥慎一「事故が起きた幹線道路には街灯などの照明がなかったのですか」
井口「ありました。でも、街路灯などの間隔が大きくて暗いところに障害物は置かれていました」
萩谷順(ジャーナリスト)は「これは単独犯とは考えにくいですよね。障害物は現地調達しても、それを路上に置くのは誰に見られるかわからない。手早く置くためには協力者、複数犯の可能性がありますよ。幹線道路を狙ったということは、なにかのメッセージを発したかったのではないか」と話す。
それにしても、このところ札幌市で悪質ないたずらとはいえない妙な犯罪が多くないか。
文
ナオジン| 似顔絵 池田マコト