2005年に栃木県今市市(現・日光市)で当時、小学1年の吉田有希ちゃんが連れ去られ、殺害された事件で、栃木・茨城県警の合同捜査本部はきのう3日(2014年6月)、鹿沼市に住む無職・勝又拓哉容疑者(32)を殺人の疑いで逮捕した。勝又は今年1月、偽ブランド品を販売目的で所持していて商標法違反容疑で逮捕され、勾留中に有希ちゃん殺害をほのめかす供述をして、警察は裏付け捜査を進めていた。
小・中学校同級生「とくに孤立はしてなかったけどなあ」
大竹真レポーターが栃木・鹿沼の勝又の自宅前にいた。道路に面しているが周囲は雑草だらけで、玄関ドアにはフィルムが貼られている。「(逮捕の)決定的な証拠はビデオ画像でした。警察は押収したパソコンの消された画像を復元したところ、有希ちゃんによく似た少女が写っていたということです。ただ、画像はあまり鮮明ではなく、解析に時間がかかったようです。また、勝又容疑者はナイフマニアでもあったようです」
勝又は台湾出身で、小学校高学年時に栃木に転校してきたという。小中学校で同級生だったという知人はこう話す。「その頃はチェン・ファンチェンという名前で、日本語があまり喋れなかった。でも、手ぶりなんかでコミュニケーションなんかは取れたし、日本語を教えてもらったりしてたから、とくに孤立するということはなかったと思う。ただ、中学校になったら登校しなくなった。勉強とかついていけなかったし、いつも1人でいたね」
見つかっていないランドセルなど所持品
司会の加藤浩次「動機は話していないということですが…」
大竹「そのようです。ただ、幼時性愛といいますかロリコン趣味であったことは、パソコンの映像などからも確かなようです。」
加藤「有希ちゃんのご両親にしてみれば、なぜうちの娘が襲われなければならなかったのか、殺されなければならなかったのかを知りたいでしょうね」
宮崎哲弥(評論家)「動機の解明、見つかっていないランドセルなどの所持品や凶器の捜査がこれからの重点になりますね」