JR東日本の冨田哲郎社長はきのう3日(2014年6月)、東京・山手線の品川駅と田町駅の間(港区港南)に新駅を作ると発表した。山手線では30番目。2020年の東京オリンピックまでに作り、駅前の広場は大屋根と吹き抜けのあるパブリックビューイングに使えるものになる。駅名は公募も含め検討する。
品川と田町の間…東京五輪までに完成
建設予定地は車両基地の跡地で、広さは13万平方メートルと東京ドームの3倍もある。品川駅から0.9キロで、現在は敷地の西側を走っている山手線と京浜東北線を東側に移し、西に開けた新駅を一帯の再開発構想の中核にする考えだ。
山本匠晃アナ「新駅は50年ぶり30番目ですが、29番目はどこだかわかりますか」
持ち出したのが1964年の小林旭の「恋の山手線」という歌だった。駅名を一つひとつダジャレで読み込んでいく歌で、上野、鴬谷、日暮里と進んで、次が田端になっていた。
司会の夏目三久「西日暮里?」
西日暮里は1971年の開業で、69年に開通した地下鉄千代田線との乗り換えのために作られた。新駅をつくる理由は、地元の要望(東海道新幹線の新富士駅)、大きな施設の利便(丸ノ内線の西新宿駅)、宅地開発(田園都市線のたまプラーザ駅)などさまざまだが、都心に新しい町をつくるのは初めてだ。
経済波及効果は1兆4000億円
品川エリアは首都のもうひとつの核になりつつある。東海道新幹線だけでなく、2027年にはリニアの始発駅になる。羽田まで13分、成田空港にも直通電車がある。経済効果は1年1兆4000億円という試算もある。これは、六本木ヒルズの2倍以上だ。
キャスターの齋藤孝「都心にもうこんなスペースないですもんね」
そこで気になるのが駅名だ。夏目は「田品?」などと顔に似合わず即物的なことをいう。冨田社長は、「公募するかも含めて、今後考えます」というが、ネットでは早くも「新品川」「芝浦」「港南」「泉岳寺」などが出ているそうだ。「泉岳寺」はいい名だが、都営地下鉄ですでに使っている。
山本「スケールの大きな名前もいいという人もいます」
夏目「でも、西日暮里の例もある」(爆笑)