サッカーW杯の会場完成が、あと10日に迫ったが開幕に間に合いそうもない。屋根ができていない、工事中のスタンド、1万人の観客席は使用開始がぶっつけ本番にずれ込みそう…。メーン会場のサンパウロでも、日本が試合予定のクイアバでもこんな状態だ。地元紙は「完了度は50%程度」という。
司会の羽鳥慎一「建設遅れのニュースはこれまでの大会でも毎回ありましたが、今回は本当に遅れているらしいです」
おまけに、反対デモ、犯罪、略奪行為も多発していて、まともに大会運営できるのか。
工事関係者のんびり「まあ、開幕までに間に合うさ」あと10日だぞ!
クイアバのパンタナールアリーナはスタンドや外壁ができておらず、空港も外壁が未完成で、休日も工事を続けている。サンパウロアリーナでも追いこみ作業が続く。工事関係者は「作業は間もなく終わります。間に合いますよ」とのんきなものだが、観光客はあきれ顔だ。メキシコから来た女性は「完成するとは思えません。運営がいい加減で、安全も気になります」と話す。先月のこけらおとしを見た男性は「屋根ができていない。雨では観戦できませんね」
片側1万人収容のスタンド工事が間に合わず、どうやらワールドカップの開幕戦が初使用となる。現地の中丸徹リポーターは「1万人が乗って揺らしたときに崩れないとは限りません」
人の流れがうまくコントロールされない問題も発生している。きのう1日(2014年)も試合があったが、観客の入場チェックに時間がかかり、開始24分のゴールシーンを見逃した観客が大勢いいた。
中丸「一応、試合はできますが、どこが不備か、何が起きるか、誰にもわかりません」