全国からゆるキャラが大集合したイベント会場に、千葉・船橋市非公認のゆるキャラ「ふなっしー」が現れたのだが、これが思わぬ大騒ぎになって、警察官の取り調べを受けてしまった。いったい何が起きたのか。偽ふなっしーだったのだが、場合によっては違法になるらしい。
著作権法違反だが、金銭からまず「厳重注意」だけ
にせもの騒動があったのは、1日(2014年6月)に開かれた兵庫県高砂市の市制60周年記念事業の「ご当地博」だ。人気のふなっしーが会場に現れると、子どもたちが一斉に駆け寄った。あわてたふなっしーが逃げようとするが捕まり、にわか撮影会になった。
ところが、イベントのホームページを見ると、ふなっしーの参加はなく、実際、その時、ふなっしーは別の撮影会に参加となっていた。会場にいるふなっしーはいったい誰か?ということになった。よく見ると、足は長いし目も大きい。強力なジャンプや甲高い声もどこか違う。それでも、大半の人は気づかなかったらしい。
しかし、会場を警備する警察官は気づいていた。偽ふなっしーが退場する際に職務質問し、加古川市に住む20代の男性とわかった。母親と息子の3人で会場を訪れた男性は、「息子にくまモンとふなっしーが一緒にいるところを見せて喜ばせたかった」とはなしたという。本物のふなっしーが商標登録されていることから、この偽ふなっしーは著作権法に触れる行為だったようだが、お金を受け取ったわけではなく、「注意」だけで帰されたという。
司会の小倉智昭は番組が警察官に取り押さえられたと表現したことが気になったのだろう。「取り押さえられたっていうけど、自分で作ったもので真似して利益を得るものでなかったり、イベントとかに出るとかでないと、普通はおおめに見られる。こういう格好して東京マラソン走っているのいっぱいいるよ」
偽ふなっしーを作った愉快で優しいお父さん、オリジナルのゆるキャラ作ったら人気になると思うよ。