ゴルフの米ツアーで松山英樹選手(22)が初優勝した。日本人としては、青木功、丸山茂樹、今田竜二に次ぐ4人目となる。むろん最年少記録だが、プロ転向2年目、米ツアー参戦1年目だ。しかも18番で追いつき、プレーオフを制した。やっぱりただもんじゃない。
帝王ジャック・ニクラウス設計の難コース
オハイオ州のミュアフィールドビレッジGCのメモリアル・トーナメントは、「帝王」ジャック・ニクラウスの設計で、彼がホストも務める。久しぶりに姿を見せたニクラウスも74歳で、さすがに老いていて、いささかの感慨を覚える。その彼も、18番で4日間ともバーディーという松山には驚いたに違いない。
きのう2日(2014年6月)の「あさチャン!」放送中に速報が入ったが、詳細はわからなかった。最終日はトップと2打差のスタートで、松山もダブルボギーをたたいたり、ドライバーを折るなど荒れ模様だったが、最後はアイアンの切れとパットで混戦を制した。
幸運もあった。プレーオフでは打球がギャラリーに当たって、いい場所出てきた。技術だけじゃないものもあるようだ。
石川遼「日本人が勝ったのは嬉しい。けど悔しい」
松山はアマ時代の2011年、マスターズでベストアマになり、一躍名を知られるようになった。この年、日本プロツアーで初優勝し、プロ転向の13年には日本で賞金王、海外ツアーでも常に上位にいた。今年は左手首の故障でマスターズは予選落ちしたが、復調していた。1日発表の世界ランクでは13位に上がり、12日からの全米オープンに臨む。
一足先に米ツアーに参加していたライバルの石川遼(22)もこのトーナメントに参加していたが、上位には入れなかった。「日本人が勝ったのは嬉しい。けど悔しい」とホームページに書いた。「あさチャン!」はスタッフがすっかり若返ってゴルフ好きがいないのか、このあたりの因縁にはまったく触れず。コメントもなし。何だかなぁという感じだ。