今夏は気象庁の長期予報では冷夏のはずだった。ところが、初夏というのにうだるような暑さが続いている。きのう1日(2014年6月)には全国927観測地点のうち404地点で30度超の真夏日となり、35度超の猛暑日も27地点であった。群馬県館林市や岐阜県揖斐川町では36.3度、京都市でも36度を記録した。
この暑さで熱中症の症状を訴え病院に搬送される人が続出した。東京渋谷区内の中学校では、運動会の練習中に生徒10人が熱中症の症状を訴え、1日には全国で246人が搬送され3人が亡くなっている。
梅雨前線接近で起きる入梅前猛暑
では、この暑さはいつまで続くのか。気象予報士の天達武史気象予報士の出番だ。2日も東京は朝8時で7月並みの25度あり、最高気温は33度と予想されている。東京できょうも30度を超えると3日連続の真夏日となり、この時期として27年ぶり2回目の記録的暑さという。
福岡28度、広島27度、盛岡32度、札幌30度と北に行くほど最高気温が高い予想だ。長期予報では今夏は「北冷西暑」とか言っていたが、まるで逆になっている。天達は梅雨前線が近づいているのが原因という。福岡はきょう2日か3日、大阪は4日の水曜日、東京も早ければ今週末に梅雨入りしそうだという。
梅雨入りとともに暑さも一段落となりそうだが、今度はジメジメむしむしの不快なシーズン到来。司会の小倉智昭は「梅雨好きって、あまり聞いたことがないけど…」とうんざりした様子で、夏野剛(慶応大客員教授)も「いやですね~、ジメジメしていて、服装も難しい」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト