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広岡達郎「原采配」痛烈批判!「阿部を下位に追いやる愚行。巨人の4番の意味わかってない」

   巨人がシーズン前の予想に反して喘いでいる。週刊ポストがその元凶は原監督にあり、原監督を更迭せよといっている。私は親子二代の由緒正しい巨人ファンであるが、去年の後半あたりから原監督の采配が目に見える形で落ちてきていることには同感だ。

   巨人OBで辛口評論家の広岡達郎氏の言やよしである。<「不調の原因は打順ですよ。監督はきちっとしたオーダーを組んでいないから、歯車が噛み合わない。それが各所に悪影響を与えている。特に、阿部に4番を任せるなら任せるで、どっしり構えればいいんだ。ましてや阿部を下位に追いやって、急に連れてきた外国人選手(セペダ)をいきなり4番に据えるなど、愚行もいいところですよ」>

   そもそも原監督は、自身がその重責を担ってきたにもかかわらず、巨人の4番という意味を理解していないと広岡氏は叱っている。<「巨人の4番は、成績が出なければシーズン中でも多摩川(二軍)で打ち込んだものです。4番が打てないのなら7番に下げるのではなく、ジャイアンツ球場で打たせればいい。そこで打ち込んで本来の仕事ができるように調整させる。できなくなればクビですよ。昔からそうやって強い巨人を守ってきたんです」>

   野球を新聞の拡材としか考えてこなかった読売新聞の上層部は、勝てる監督より少しアホでも人気のある監督を据えてきた。原の次には采配力は未知数の松井秀喜を監督にするようだが、彼にはもっと監督としての勉強を積ませてからにしたほうがいいと、私は思う。

元木昌彦プロフィール
1945年11月24日生まれ/1990年11月「FRIDAY」編集長/1992年11月から97年まで「週刊現代」編集長/1999年インターネット・マガジン「Web現代」創刊編集長/2007年2月から2008年6月まで市民参加型メディア「オーマイニュース日本版」(現オーマイライフ)で、編集長、代表取締役社長を務める
現在(2008年10月)、「元木オフィス」を主宰して「編集者の学校」を各地で開催。編集プロデュース。

【著書】
編著「編集者の学校」(講談社)/「週刊誌編集長」(展望社)/「孤独死ゼロの町づくり」(ダイヤモンド社)/「裁判傍聴マガジン」(イーストプレス)/「競馬必勝放浪記」(祥伝社新書)ほか

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