やはり日本維新の会の石原、橋下両代表が袂を分かつことになった。東京と大阪でそれぞれ会見し、維新を分党して新党を立ち上げるという。会見では、聞かされてもしょうがないような、相手への親愛の情をお互いに強調し合っていたが、それではなぜ袂を分かつことになったのか。
石原慎太郎は江田憲司が大っ嫌い
まず口火を切ったのは作家の吉永みち子だった。「基本的にこの2人は、原発以外は極めて近い感覚を持っているんですよ。石原さんははっきりしているが、橋下さんは目の前に現れた結いの党と一緒になったほうが新しい展開が見込めると心が移った。ただ、(結いの党代表の)江田さんと橋下さんでは、石原さんよりも遠い気がしますけどね」
司会の羽鳥慎一「お互いに褒め合っていましたがねえ。芸能人の離婚会見みたいだった」
政治アナリストの伊藤惇夫氏はこう見る。「それぞれの家族が大阪と東京に分かれて大喧嘩をずっとしていたわけです。それが一つの大きな原因になっていた。もう一つは石原さんは結いの党の江田代表が嫌いなんですよ。考え方よりもっと深いところで嫌いなんですね。それも大きかったのでしょう」
文
モンブラン| 似顔絵 池田マコト