東京・原宿の表参道を歩くと女性の足元が変化しているのに気が付く。履いているのはハイヒールでもパンプスでもスニーカーでもなく、布製のスリッポンだ。「パンプスは先が尖って近寄りがたいけれど、スリッポンは気軽で親しみやすいと20代から中高年までみなさんに人気です」と靴専門店の福田菜摘さんは言う。ただ、「どんな服装に合わせるのかが難しい」「昔のドリフターズのイメージ」(街の声)という声も少なくない。
パンツではくるぶしを出すがポイント
都内の靴専門店の陳列棚には200種類以上のスリッポンが並んでいる。主流の白地からイラストや漫画が描かれたものなどさまざまだ。スタイリストの地曳いく子さんがお笑い芸人「森三中」の黒沢かずこさんのために選んだのは、流行の黒に白い横縞のボーダのかなりシックなワンピース。その上から紺地の長いストールを巻いて、黒の細身のパンツに白のスリッポンというコーディネートができ上がった。
「スリッポンをおしゃれに見せるには、服をカジュアルにしすぎない、パンツはくるぶしが見える長さにして足元すっきり、パンツのすそを無造作にロールアップがポイントになります」(地曳さん)
中村慶子アナ「上のジャケットやワンピースなどはフォーマルに綺麗に決めて、下だけあえて足元を崩すというミックスカジュアルが人気なんです」
有働由美子キャスター「スリッポンだと足が短くて太く見えない?だからパンプスを履くんじゃないの」
中村「気になる方は、白やベージュなど自分の足の色に近い色がお薦めだという事です。肌と同じ色でスーッと長く見せるわけです」
(磯G)