バドミントンの『W杯』男子優勝、女子準優勝!陣内貴美子イライラ「もっとみんさん騒いでよ」

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   バドミントンの世界一を決める「2014年トマス杯」(2年ごと開催。W杯にあたる)で25日(2014年5月)、日本チームが団体で悲願の初制覇をとげた。60年以上の歴史があるが、日本は過去3位が最高だった。予選敗退も何度もある。

「スッキリ!!」スタジオもレポーターもいまひとつ盛り上がらず

   日本は世界ランク4位だが、今大会ではランク1位の中国を準決勝でくだし、ランク7位のマレーシアとの決勝に臨んだ。シングルとダブルスの5試合で、先に3勝をあげたら勝ち。

   初戦のシングルで破れ、2戦目のダブルスをとり、3戦目のシングルを19歳の新星・桃田賢斗選手がとった。4戦目のダブルス敗れてイーブン。最後のシングルを託された上田拓馬選手(25)がフルセットの接戦を制した。勝利の瞬間、コートに大の字になった上田に全員が駆け寄って喜びを爆発させた。

   日本バドミントン協会広報委員の陣内貴美子さんは「サッカーでいえばW杯で優勝したのと同じ。凄いことなんですよ」というのだが、インタビューしている大竹真レポーターの乗りがいまいちで、スタジオも拍手はしたもののピンと来てない感じだ。

小学生から養成してついに世界一

   ここに至るまでに3つの条件があった。協会は2000年ころから小学生の育成強化を始めた。小学生連盟を発足させて、年代で競うシステムを作り、海外遠征にもどんどん出した。桃田はその成果のひとりだ。12年の世界ジュニアで日本人初優勝している。今大会でも無敗だった。

   次が「パクイズム」。アテネ五輪で日本は2回戦どまりと惨敗した。協会は全日本コーチにバルセロナ五輪の金メダリスト、韓国のパク・ジュポン氏を起用した。彼は勝つための戦略をたたきこみ、そのための練習を課した。

   そしてもうひとつが「オグシオ・ブーム」だった。例の小椋久美子・潮田玲子のペアの人気だ。これがバドミントンへの関心を高め、コマーシャルも入りスポンサーもついた。強化費もアップし、競技人口は2000年の16万人が12年には25万人になった。これにともなって成績もアップしていく。

   陣内「今回、全部が強い最高のチームができあがった。その結果の優勝なんです。大竹さん、加藤さん、テリーさんに、凄いともっと言っていだきたい」

   司会の加藤浩次とキャスターのテリー伊藤「凄い。無理にいうんじゃなくて、ホントにすごいから」

   ところが、この大会では女子も同様の「ユーバー杯」で準優勝した。大竹がこれを伝えたのだが、スタジオの反応は「はあ~」とやはりいまひとつ。まだまだというべきか。テニスの錦織圭選手が2位になった先週のマドリード・オープンでは大騒ぎだったのに…。

文   ヤンヤン| 似顔絵 池田マコト
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